“窮迫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうはく70.0%
きうはく10.0%
きゆうはく10.0%
つまり10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年寄は、結局、復一の研究費は三分の一に切詰めることを鼎造に向って承知して来たにもかかわらず、鼎造の窮迫きゅうはくを小気味よげに復一に話した。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
くらゐでは主人しゆじん注意ちういくにはらなかつた。さうしてこめ窮迫きうはくしたかれくりや少時しばしうるほすのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
窮迫きゆうはく窮迫きゆうはくを重ね、ちび/\した借金もつもりて今は何としても立行たちゆかぬさまとなつた。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「その縁の尽きないのが、究竟つまり彼我ふたりの身の窮迫つまりなのだ。おれもかう云ふ事に成らうとは思はなかつたが、成程、悪縁と云ふ者は為方しかたの無いものだ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)