“主人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あるじ64.4%
しゅじん20.4%
しゆじん7.7%
うち1.3%
やど1.1%
たく0.9%
おやじ0.9%
アルジ0.6%
ぬし0.4%
うっとこ0.2%
おっさん0.2%
たち0.2%
ハジヤイン0.2%
うちのひと0.2%
おやかた0.2%
つれあい0.2%
もんど0.2%
ハジャイン0.2%
パトロン0.2%
主水正0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのあたらしい主人というのが、眉毛に火がついたように、古い貸しの取り立てをはじめている。この高音のほうも、その一つだろう
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「よく、ご主人のいいつけをって、辛棒するのだよ。」と、おさんは、いざゆくというときに、をふいて、いいきかせました。
子供はばかでなかった (新字新仮名) / 小川未明(著)
それから數日間主人姿せなかつた。内儀さんは傭人惡戯いてになつてこちらから仕事吩咐けてやつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
妙に主人のとは気が合うものか、やれ来いそれ来いと言っちゃ、三日にあげず呼出されて、時々は世帯の方まで面倒を見て下さいます
私には何にも判りません、——主人が亡くなる二三日前から、どうも危ない、このままで居るとどんな事になるか解らないから、これを
若い内は變つた土地に住んで見るのも、一生のいゝ經驗だと、主人が力をつけて呉れますし、あたしもさう思つてゐますのよ。
見学 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
そして、私が社へ出かけて行って、主人に金下さいって云うの。小幡が病気で医者にかかるのに金がないから下さいって云うの。
斯ういう気持 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
世間の氏上家主人は、大方もう、石城など𢌞して、大門小門を繋ぐと謂つた要害と、裝飾とに、興味を失ひかけて居るのに、何とした自分だ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
「それにしても妙だったね。十年このかたあの別荘には主人って者がなかったんだからね」「ところが主人が来るとなると、この通り大仰だ」
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「——主人もこの頃はとんと真面目になってな、酒は飲まへんし、食物の道楽もせんようになったし、まあ、夜店の洋食焼きを毎晩食べたがるくらいなもんや」
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
うちとこの主人もこの頃だいぶ考えが変って真面目になって来たさかい、飲ますだけ飲ましてから、あんたとこの旦那はんを二階へあげて、意見するつもりでだんだん訊いてみると
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
この場合、先刻延若が乗気になつて買つて出た主人役が、蛙のやうに踏み潰されてゐようが、一向気にかけてはならない。
伸子たちが、ヨシミとサッサという二人の名を教えても、ニューラはその方がよびいいように昔風に二人をお嬢さんとよんだ。ルイバコフを主人、細君を奥さんとよんでいる。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
主人とは長年連添つてたが、一度だつて、こんな人達の名前なぞ聞いた事はなかつたわ。してみると、頭のなかは随分忙しかつたらしいんだわ。」
これは主人左様申しました、今日の事でございますから、折角世帯を持って是彼とお取り遊ばしても、もう好いお肴もございませんから、今晩だけはこれで御辛抱なすって
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
宅へも参りまする周玄と申す医者も傍におりまして、其の外百人余りも其所におりましたが、其の者どもは皆夫の同類で、主人は其の百人余りの盗賊の頭分になっておりますから
「あたしもそう思う、鈴木主人をつきおうてくれるものがあれば——」
どこに「俺のもん」があるよ! 「主人」の持ちものあどこにあるよ!
ピムキン、でかした! (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
海象の牙のような太いダラリ髭を生やした主人らしいのが、水浅黄の油屋さんを掛けてひとを馬鹿にしたような顔で酒呑台のそばに突っ立っているから、そのそばへ行って
犂氏の友情 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
私とても了介殿御同伴上坂も致候。永井主人が事ハ兼而長州の政府の論の如ク相辨候所、永井曰ク、然レバ諸隊頭立候者ニ面会可致と、則諸隊頭立候もの面会せり。