“傭人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やといにん81.0%
やといびと9.5%
やとひにん4.8%
エンプロイー4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで、彼は警察を説服せっぷくして、岩出銀行の社長の家族や傭人やといにん全部の手形を紙に捺させ、これと血の手形とを比べて見ることになる。
探偵小説の「謎」 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
それ人の世に在るは、絶えざる戦闘たたかいに在るがごとくならずや。またその日々は、傭人やといびとの日々のごとくならずや。……
それから數日間すうじつかん主人しゆじんうち姿すがたせなかつた。内儀かみさんは傭人やとひにん惡戯いたづらいてむしあはれになつてまたこちらから仕事しごと吩咐いひつけてやつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「私の養父は、一世紀前には貴社の傭人エンプロイーであった」と今の社長に云ったんですがね。その社長は祝宴の席で私を皆に紹介して
私は隠居ではない (新字新仮名) / 吉田茂(著)