“やとひにん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雇人85.7%
雇人達9.5%
傭人4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雇人やとひにん達も手の付けやうのない有樣ですが、商賣の方は、長い經驗を持つた番頭の徳三郎が取仕切つて、何の不自由もなく續けて居ります。
雇人達やとひにんは顏を見合せるばかり、口を利くものもありません。
それから數日間すうじつかん主人しゆじんうち姿すがたせなかつた。内儀かみさんは傭人やとひにん惡戯いたづらいてむしあはれになつてまたこちらから仕事しごと吩咐いひつけてやつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「どうだね、一燻ひとくべあたつたらようがせう、いますぐくから」と傭人やとひにんがいつてくれてもおしなしりからえるのを我慢がまんして凝然ぢつ辛棒しんぼうしてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)