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吩咐
ふりがな文庫
“吩咐”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
いいつ
53.1%
いいつけ
21.9%
いひつ
13.5%
いひつけ
8.3%
いいつか
2.1%
いひつか
1.0%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いいつ
(逆引き)
叔父は娘達に
吩咐
(
いいつ
)
けて、「もうすこし上」とか、「もうすこし下」とか言いながら、骨を
噛
(
か
)
まれるような身体の底の痛みを打たせた。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
吩咐(いいつ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
いいつけ
(逆引き)
夕方学校から帰ると、伯父さんの先生はもう
疾
(
と
)
うに役所から
退
(
ひ
)
けていて、私の帰りを待兼たように、後から後からと用を
吩咐
(
いいつけ
)
る。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
吩咐(いいつけ)の例文をもっと
(21作品)
見る
いひつ
(逆引き)
それから
數日間
(
すうじつかん
)
は
主人
(
しゆじん
)
の
家
(
うち
)
に
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
せなかつた。
内儀
(
かみ
)
さんは
傭人
(
やとひにん
)
の
惡戯
(
いたづら
)
を
聞
(
き
)
いて
寧
(
むし
)
ろ
憐
(
あはれ
)
になつて
又
(
また
)
こちらから
仕事
(
しごと
)
を
吩咐
(
いひつ
)
けてやつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
吩咐(いひつ)の例文をもっと
(13作品)
見る
▼ すべて表示
いひつけ
(逆引き)
足し
出
(
いで
)
つゝ手をば
洗
(
すゝが
)
んと見れば
雪隱
(
せついん
)
の角の柱に五合樽の
片手
(
かたて
)
を
斷
(
き
)
り引掛あれど中には水なし困じて
側
(
そば
)
に待ゐたる和吉に
吩咐
(
いひつけ
)
井戸の水を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
吩咐(いひつけ)の例文をもっと
(8作品)
見る
いいつか
(逆引き)
母から
吩咐
(
いいつか
)
って来た包みを解き、中から重箱に入れた麦の
打菓子
(
うちがし
)
と、関の観音の
守護袋
(
まもりぶくろ
)
とを添えて
大谷刑部
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
吩咐(いいつか)の例文をもっと
(2作品)
見る
いひつか
(逆引き)
今朝も朝から雲一つ無く、東向の靜子の室の障子が、カッと
眩
(
まぶ
)
しい朝日を受けて、晝の暑氣が思ひやられる。靜子は朝餐の後を、母から兄の單衣の縫直しを
吩咐
(
いひつか
)
つて、一人其室に坐つた。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
吩咐(いひつか)の例文をもっと
(1作品)
見る
吩
漢検1級
部首:⼝
7画
咐
漢検1級
部首:⼝
8画
“吩”で始まる語句
吩附
吩付
吩
“吩咐”のふりがなが多い著者
魯迅
吉川英治
清水紫琴
二葉亭四迷
徳田秋声
長谷川伸
矢田津世子
島崎藤村
石川啄木
正宗白鳥