“噛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
70.5%
かじ24.5%
かぢ1.0%
かみ0.9%
0.9%
かん0.5%
しが0.4%
くは0.2%
かま0.2%
くわ0.2%
0.2%
かむ0.1%
0.1%
くい0.1%
0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又、今年の春は、みだりに人間の耳をじりましたので、あぶなく殺されようとしました。実にかたじけないおさとしでございます。
鳥箱先生とフウねずみ (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
しかし、今になって他の道に走ったって恵まれるものでは無い! 石にりついてもやって見せるという気が私の心の中に起こった。
までがり/\つちやつたな、奇態だよそんだがつてつとへえんねえかんな、れがぢやれでも魂消んだから眞鍮煙管なんざ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
が、青年の言葉を、しめているに、美奈子は傍の渓間へでも突落されたようなしい打撃を感ぜずにはいられなかった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
歯をめてのけざまに顛覆りたるが、血塗れの額越しに、半ば閉じたるむがごとくえて、折もあらばむくと立たんずる勢いなり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
めぬばかり諄々説諭すに罪人は心の中に得も云えぬ苦しみを感じせんか答えんかと独り胸の中に闘いて言葉には得出さぬ如く
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
「理由は簡単です、あの人が大学の総長だつたからです。」商人は口に入れてゐた護謨をペツと床に吐き出した。
肋骨の見えた痩せた飼犬が夕暮れのおぼろな影に石膏のやうな色を見せて、小枝をへながら驅け廻つて遊んでゐた。
木乃伊の口紅 (旧字旧仮名) / 田村俊子(著)
途端に人膚気勢がしたので、咽喉れたらうと思つたが、うではなく、蝋燭が、敷蒲団の端と端、お辻と並んで合せ目の、の上に置いてあつた。
処方秘箋 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
といいながらきにかゝりますと、馬が多助の穿いている草鞋の切れ目をみ、多助の袖をえて遣るまいとするから
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
御者は縦横に鞭をいて、激しく手綱をい繰れば、馬背の流汗滂沱としてすべく、轡頭だしたる白泡木綿の一袋もありぬべし。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
熟々見るに其結構なるへはふ方なき高貴の御品次に御墨付おし拜見するに如樣徳太郎君の御直筆とは見えけるに云へる事ありは一寸にして人をの氣ありは生れながらにして
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
枝にはをかぶったように苔が垂れ下り、サルオガセが灰色のかたまりとなってしみついていた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
衣川しばった武蔵坊弁慶の奥歯のようなやつをせせりながら、店前で、やた一きめていた処でございましてね。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ご存じの楚蟹の方ですから、何でも茨を買って帰って——時々話して聞かせます——一寸幅の、ブツで、雪間紅梅という身どころをろうと、家内と徒党をして買ったのですが
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)