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人膚
ふりがな文庫
“人膚”の読み方と例文
読み方
割合
ひとはだ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとはだ
(逆引き)
衣摺
(
きぬず
)
れが、さらりとした時、湯どのできいた
人膚
(
ひとはだ
)
に
紛
(
まが
)
うとめきが
薫
(
かお
)
って、少し斜めに
居返
(
いがえ
)
ると、
煙草
(
たばこ
)
を含んだ。吸い口が白く、
艶々
(
つやつや
)
と
煙管
(
きせる
)
が黒い。
眉かくしの霊
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
朝日はかくて
濡縁
(
ぬれえん
)
の端に及び、
忽
(
たちま
)
ちのうちにその全面に射し込んで来て、幾年の風雨に
曝
(
さ
)
らされて朽ちかかった縁板も、やがて
人膚
(
ひとはだ
)
ぐらいの
温
(
ぬく
)
みを帯びるようになる。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
恐怖
(
おそれ
)
と、
恥羞
(
はじ
)
に震う身は、
人膚
(
ひとはだ
)
の
温
(
あたた
)
かさ、唇の燃ゆるさえ、清く涼しい月の前の母君の有様に、
懐
(
なつか
)
しさが劣らずなって、振切りもせず、また
猶予
(
ためら
)
う。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
人膚(ひとはだ)の例文をもっと
(8作品)
見る
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
膚
常用漢字
中学
部首:⾁
15画
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