“人力車”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんりきしゃ43.7%
くるま42.3%
じんりき8.5%
じんりきしや4.2%
りんりきしや1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私が再びうなずきながら、この築地つきじ居留地の図は、独り銅版画として興味があるばかりでなく、牡丹ぼたん唐獅子からじしの絵を描いた相乗あいのり人力車じんりきしゃ
開化の良人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
白い髮の祖母さんから、子供まで、皆な國まで買切の人力車くるまに乘つて出掛けました。姉の居た家には鷲津さんが入ることに成りました。
また歩かせられることかと、竹丸は稍拗ねかけて見たが、千代松は直ぐ其處の橋のつめから、今度は値切りもせずに合乘りの人力車じんりきを呼んだ。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
先頃さきごろ大阪おほさかよりかへりしひとはなしに、彼地かのちにては人力車じんりきしやさかんおこなはれ、西京さいきやう近頃ちかごろまでこれなきところ追々おひ/\さかんにて、四百六輌しひやくろくりやう伏見ふしみには五十一輌ごじふいちりやうなりとふ。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「横濱へ通ふ蒸氣は千枚張りの共車このへ通ふは人力車りんりきしや」の其頃は多少 exotiqeque であつた甚句の歌と共に
海郷風物記 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)