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人力車
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じんりき
ふりがな文庫
“
人力車
(
じんりき
)” の例文
また歩かせられることかと、竹丸は稍拗ねかけて見たが、千代松は直ぐ其處の橋の
詰
(
つめ
)
から、今度は値切りもせずに合乘りの
人力車
(
じんりき
)
を呼んだ。
天満宮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
さて重二郎は母の眼病
平癒
(
へいゆ
)
のために、暇さえあれば茅場町の
薬師
(
やくし
)
へ
参詣
(
さんけい
)
を致し、
平常
(
ふだん
)
は細腕ながら
人力車
(
じんりき
)
を
挽
(
ひ
)
き、一生懸命に稼ぎ、
僅
(
わず
)
かな
銭
(
ぜに
)
を取って帰りますが
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
八九人の中に怪しい
紋附羽織
(
もんつきばおり
)
の人が皆黙って送って行く——むろん本尊の
花嫁御寮
(
はなよめごりょう
)
はその
真中
(
まんなか
)
にしかも
人力車
(
じんりき
)
に乗って
御座
(
ござ
)
る——が
恰
(
ちょう
)
ど自分の眼の前に来かかった。
菜の花物語
(新字新仮名)
/
児玉花外
(著)
監獄
(
ひとや
)
いでぬ走れ
人力車
(
じんりき
)
よ走れ
街
(
まち
)
にまんまろなお月さまがあがる
桐の花
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
竹丸は千代松に連れられて村から一里あまり
距
(
へだた
)
つた小ひさな町まで、水の美しい山川に添ひつゝ歩いて、其處から
人力車
(
じんりき
)
で五里の道を大阪へ行つた。
天満宮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
▼ もっと見る
彼
(
あれ
)
より
悪
(
わる
)
うございますと、それは
恐入
(
おそれい
)
りましたな、
私
(
わたくし
)
は美人だと思つてましたが、
器量
(
きりやう
)
の
善悪
(
よしあし
)
は
撫
(
なで
)
たツて
解
(
わか
)
りません……あ……
危
(
あぶね
)
えなア、
何
(
な
)
んですなア……
是
(
これ
)
は……。近「
人力車
(
じんりき
)
だ。 ...
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
薄らかに紅く
孱弱
(
かよわ
)
し鳳仙花
人力車
(
じんりき
)
の輪にちるはいそがし
桐の花
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
人力車
(
じんりき
)
の
提灯
(
かんばん
)
点
(
つ
)
けて客待つとならぶ河辺に蛍飛びいづ
桐の花
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
JOHN は母上と
人力車
(
じんりき
)
に。——
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“人力車”の解説
人力車(じんりきしゃ、人力俥)とは、人の力で人を輸送するために設計された車。
日本では、主に明治・大正期に移動手段とし用いられた。現在では「観光人力車」が観光地などで使われている。
(出典:Wikipedia)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
車
常用漢字
小1
部首:⾞
7画
“人力車”で始まる語句
人力車夫
人力車人
人力車宿
人力車屋
人力車挽