“御座”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ござ50.3%
ぎょざ11.1%
みくら8.5%
ござい4.6%
おざ3.9%
おまし3.3%
ごぜ2.6%
みざ2.6%
ごあ2.0%
おは1.3%
(他:15)9.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“御座”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸16.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.1%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
今夜こんや此樣こんわからぬこといひしてさぞ貴君あなた御迷惑ごめいわく御座ござんしてしよ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
成程なるほどりきおにといふたからわたし魔王まわう御座ござんせう、モウいひませぬ、モウいひませぬ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
彼女が中殿へ伺った頃は、みかどはすでに、御餉みけ御座ぎょざについて、陪膳のお相手を待ち久しげにしておられた。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「かりに一天の御座ぎょざにもあるべきお方が、ここらの浦へ一舟を寄せて、もし、頼むと仰せられたら、どうしましょうなあ」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もとより耕農に使うひどいガタ車であったが、むしろを敷いて帝と皇后の御座みくらをしつらえ、それにお乗せして、
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天皇となりすまして、偽装の御座みくらに耐えていた花山院ノ師賢も、いまは御簾内みすうちにも居たたまれず、ほかの廷臣らと共にうろうろして、
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私はつんつるてんの綿入に紺足袋穿こんたびばきという体裁しこうで、奥様に見られるのが何より気恥しゅう御座ございました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
いいえわたくしは『中の部屋』のお戸棚とだな衣類きものを入れさして頂ければお結構で御座ございます」
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
少し亂暴なのには閉口する事も多かつたが、萬事てきぱきと切つて廻し、御世辭や御座おざなりが無く、傍若無人な醉體も、三田の面白がるところだつた。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
御座おざに入りては、恐れ多うござる。敷居の間近まぢかまで、お身をお移しくださいまし」
御座おましの後ろの四つの屏風びょうぶ式部卿しきぶきょうの宮がお受け持ちになったもので、非常にりっぱなものだった。
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)
帝はよくその下へ御座おましをうつした。そこのほう四尺にも足りない日光の下にあぐらして瞑想めいそうされるのであった。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『ハア、俺ア老人としよりだで可えが、黒馬あをの奴ア怠屈てえくつしねえで喜ぶでヤ。だら、明日あしたア早く來て御座ごぜえ。』
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
うして御座ごぜえ。唯、巣子すごの掛茶屋さ行つたら、盛切酒もつきりざけぺえ買ふだアぜ。』
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
昔の鴛鴦えんおうの夢の跡の仏の御座みざになっている帳台が御簾越しにながめられるのも院を物悲しくおさせすることであった。
源氏物語:38 鈴虫 (新字新仮名) / 紫式部(著)
わしは、朝暮ちょうぼに、御座みざちかく奉仕ほうししているので、まのあたりにそのおんなやみをみて、なみだのたえぬくらいである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いいえ。』と笑を含んだ。『何日いつとも被仰おつしやらな御座ごあんした。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
いゝえ。』と笑を含んだ。『何日とも被仰おつしやらな御座ごあんした。』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
ただあきれてぞ御座おはしける
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
妙「お師匠ひひょうはん何んひゃか深川辺ふかかわへんの者やとひゅうて、十八九ひゅうはッふになる娘で御座おはえまふが、誠に因縁ひんねんが悪いはら、尼に成りたいと申ひて来まひたが、如何いかゞいたひまひょう」
然しそれにしては何様どうも様子が腑に落ち兼ねたから、恐る恐る進んで、恐れながら我が君には御落涙遊ばされたと見受け奉ってござるが、殿下の取分けての御懇命、会津四十二万石の大禄をかずけられたまいし御感ぎょかんの御涙にばし御座おわすか、と聞いて見た。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
建文帝の左の御趾おんあしには黒子ほくろありたまいしことを思ひでゝ、亮近づきて、御趾おんあしるに、まさしく其のしるし御座おわしたりければ、懐旧の涙とどめあえず、また仰ぎることあたわず、退いてそのよしを申し、さて後自経して死にけり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
大宮の彼岸所ひがんしよ御座ぎよざあれど
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
猪を待つと椅子に御座ぎよざ遊ばされ
一体、巡査先生の方がびく/\して居るんで御座ごわすア、だもんだで、彼奴きやつア、好い気につて、始めからでは
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
「お嬢様、マア貴嬢あんたのような人は御座ごわりませんぞ、神様のような人とは貴嬢のことで御座ござりますぞ、感心だなア……」と老の眼に涙をぼろぼろこぼすことがある。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
何卒どうぞ此処へでも御座おすわんなさいな。」
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
中央の室には院の御座おんざが作られてある。
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
【いよ/\美しく】ベアトリーチェは天より天と、神の御座くらゐに近づくに從つていよ/\その美を増すなり
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
それから、捨てようと思いましたけれども、幾ら捨てても帰って来るんで御座ごぎいますって。
「ああしんど」 (新字新仮名) / 池田蕉園(著)
難有ありがたい、さうおつしやつて下さる人は、貴郎ばかり。決して……決して」と重右衛門は言葉を涙につかへさせながら、「決して忘れない、この御厚恩は! けれど私ア、駄目でごす。体格からださへかうでなければ、今までこんなにして村にまご/\して居るんぢや御座ごアせんが……。私は駄目でごす……」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
『女官御双紙』に「此大君は三十三君の最上なり、昔は女性の極位にて御座ましましゝに大清康熙六丁未年王妃に次ぐ御位に改め玉ふなり」ということがあります。
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
帝の稜威みいつは至らぬ處なし、されど政かしこよりいでその都も高き御座みくらひもまたかしこにあり、あゝ選ばれてそこに入るものはさいはひなるかな 一二七—一二九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
第九天はエムピレオの天に蔽はるれどエムピレオは神の御座みくらゐにて他の諸天の如く物質より成るにあらねばかく言へり
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
御子白壁王不意ニ高御座ミクラノボラセ給ヒテ、此皇子モ田原天皇ト追尊セラレ給ヒ
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)