“峻厳”のいろいろな読み方と例文
旧字:峻嚴
読み方割合
しゅんげん98.1%
しゆんげん1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『然し、私の今日あるのは、父上の峻厳しゅんげんな御教育のほかに、どこまでも甘い、どこまでも許してくださる、母の慈愛がございました』
梅颸の杖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「諸君といっしょに生きることくらい不幸なことはない、」と言うらしい人の上には、あらゆる峻厳しゅんげんな法の制裁が喜んで加えられる。
評家久しく彼を目するに高踏派の盟主を以てす。すなはち格調定かならぬドゥ・ミュッセエ、ラマルティイヌの後にで、始て詩神の雲髪をつかみて、これに峻厳しゆんげんなる詩法の金櫛きんしつを加へたるが故也。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)