梅颸の杖ばいしのつえ
辰蔵の成人ぶりもお目にかけたい。二歳になる又二郎にもばば様と初の対面を遂げさせたい。妻の梨影も久しくお待ち申しあげている。 孫の愛で釣るように、手紙を出すごとにこう上京をすすめていた老母が、やっと来る気になって、三月三日に広島を立ち、途中、 …
作品に特徴的な語句
いや こく うた ぼん 小竹しょうちく てっ おさま むろ とも うしな いたわ 小田おのだ おろか 揶揄からかい さと かけ 上手うわて 上洛のぼ 半江はんこう やわ 嘲笑あざわら 室津むろのつ 宿酔しゅくすい はま 悪戯わるさ 憂苦ゆうく 焦々じりじり すがた 穿うが かん ただす かど いさめ しゃく どん ぎわ わか 頼襄らいじょう のぼ 中斎ちゅうさい 久濶きゅうかつ 二刻ふたとき わた 交誼こうぎ 伊丹いたみ せがれ とぎ あなど もう 冥利みょうり 冥加みょうが 出来しゅったい 切嵌きりは 刺戟しげき 剣菱けんびし なかば 半切はんせつ 半生はんせい 南鐐なんりょう かえ 厖大ぼうだい 口吻くちぶり 叱責しっせき 吃驚びっくり あえ ほこり 塩鮭しおざけ こわ 大酔たいすい おご とつ 嫉視しっし くつろ やす 屡〻しばしば 屹度きっと 峻厳しゅんげん 干鰯ほしか 幾価いくら 床几しょうぎ ひさし 御影みかげ 徹宵てっしょう 怱忙そうぼう 悪口あっこう 悪罵あくば 惑溺わくでき