“南鐐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なんりょう88.9%
なんれう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神楽坂上かぐらざかうえ御箪笥町おたんすまちまでやっておくれ。あの、ほら、南蔵院なんぞういんさまの前だよ。長丁場でどくだけれども南鐐なんりょうでいいかえ」
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
お久良が気の毒がって、五、六枚の南鐐なんりょうを、手の上へ乗せてやると、宅助のえた心は、銀の色にわくわくとおののいた。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山の中腹に二三十間四方の繩張なはばりをして、二十四文の木戸錢を取つて多勢の者を入れ、やぶの中で寶搜しをやらせたんで、一等の大當りは一分金、それから豆板銀まめいたぎん南鐐なんれう、あんなに出しちや
南鐐なんれうが出たさうだよ」