“南無”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なむ95.3%
なも2.3%
なん2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで私もとうとう我慢が出来なくなって、合掌した手をさし上げながら、眼をつぶって恐る恐る、「南無なむ天上皇帝」ととなえました。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
南無なも、当来の導師」と祈るを耳にして、「かれ聞き給へ、此世とのみは思はざりけり」と語る恋とほうとの界目さかいめは、実に主人公の風流に一段の沈痛なる趣を加え
『新訳源氏物語』初版の序 (新字新仮名) / 上田敏(著)
「経文を唱えて下せえ、入って来たわ、南無なんまいだ、なんまいだ。」
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)