“南無八幡大菩薩”の読み方と例文
読み方割合
なむはちまんだいぼさつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞け、あのこだまを。味方の一兵は敵の十人にも当っているのだ。——行こうっ。南無八幡大菩薩なむはちまんだいぼさつ、頼朝に事を成し遂げさせ給うか、また、ここに生命を召し給うか。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いくら呑気だってほどがある。うちの宿六やどろくには呆れ返っちまう。これで十日あまりも冢を明けているんです。南無八幡大菩薩なむはちまんだいぼさつ、どうぞ足どめをしてお返し下さいますように——。」
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
南無八幡大菩薩なむはちまんだいぼさつ、不動明王摩利支天まりしてん、べんてん大黒、仁王におうまで滅茶めちゃ苦茶にありとあらゆる神仏のお名をとなえて、あわれきょう一日の大難のがれさせたまえ、たすけ給えと念じてのさき真暗
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)