“南無観世音大菩薩”の読み方と例文
読み方割合
なむかんぜおんだいぼさつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南無観世音大菩薩なむかんぜおんだいぼさつ………助けさせたまえと、散策子は心のうち陣備じんぞなえ身構みがまえもこれにてこなになる。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
馬鹿ばかにし切ったような顔で、そっぽを向いて相槌あいづちを打ち、何もかも観音のお力にきまっていますさ、と小声で呟き、殊勝げに瞑目めいもくして南無観世音大菩薩なむかんぜおんだいぼさつとなえれば、やあ
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)