“観音菩薩”の読み方と例文
読み方割合
かんのんぼさつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
観音菩薩かんのんぼさつであり、こして真に白鳥そのままの役目をつとめていただいた奥さんに感謝する意味で、僕のこの思い出を発表した次第であります。
次郎物語:04 第四部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
だからこの風雨に、観音菩薩かんのんぼさつ化身けしんが救いに降りて来ても、彼女にはすこしの不思議でも何でもない。当然こうあらねばならぬ気持であった。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
浅草の観音菩薩かんのんぼさつは河水の臭気をいとわぬ参詣者さんけいしゃにのみ御利益ごりやくを与えるのかも知れない。
水のながれ (新字新仮名) / 永井荷風(著)