“観音堂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんのんどう52.9%
くわんおんだう29.4%
くわんのんだう11.8%
かんおんどう5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくては今日東京市中の寺院にして輪奐りんかんの美人目じんもくを眩惑せしむるものは僅に浅草の観音堂かんのんどう音羽護国寺おとわごこくじ山門さんもんその二、三に過ぎない。
ふ。其処そこで、野寺のでら観音堂くわんおんだう拝殿はいでんあがり、其方そなた盲人まうじんにて角觝すまうるまじ、うでおしかあたまはりくらかふたつのうちにせむ。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
むねに咲いた紫羅傘いちはつの花の紫も手に取るばかり、峰のみどりの黒髪くろかみにさしかざされたよそおいの、それが久能谷くのや観音堂かんおんどう
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)