“盲人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めくら72.1%
まうじん11.5%
もうじん9.8%
めしい1.6%
めいし1.6%
めしうど1.6%
めしひ1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
へへへへ、ではどうか、御ゆっくりおやすみを……へえ、へえ、にわ盲人めくらとちがいますから、手を引いて下さらなくても大丈夫です……
按摩 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
ふ。其処そこで、野寺のでら観音堂くわんおんだう拝殿はいでんあがり、其方そなた盲人まうじんにて角觝すまうるまじ、うでおしかあたまはりくらかふたつのうちにせむ。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
父はこの日当りの好いしかし茶がかった小座敷で、初めてその盲人もうじんに会った時、ちょっと何と云って好いか分らなかったそうである。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
かれ路頭ろとう乞食こつじきごとく、腰をかがめ、頭を下げて、あわれみを乞えり。されどもなお応ずる者はあらざりしなり。盲人めしいはいよいよ途方とほうに暮れて
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これ空谷くうこく跫音きょうおんなり。盲人めいし急遽いそいそ声するかた這寄はいよりぬ。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
盲人めしうどのおきなさびわれ
一点鐘 (旧字旧仮名) / 三好達治(著)
燐寸箱マチばこを賣る盲人めしひもあり。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)