“めしひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:メシヒ
語句割合
盲目50.0%
35.3%
5.9%
失明2.9%
盲人2.9%
瞽者2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
草ごめやかはづのこゑの、夜に聴けばくくくとふくむ。おもしろよ盲目めしひの蛙、かいろ、くく、暗しとを啼く。ひぬひぬ、くくく。惜しや惜しや、くくく。
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
子供の感覚は活きて動き、大人の感覚はその智慧から先づめしひにされて死んで了つてゐます。大した違ひではあるまいかと思ひます。
とんぼの眼玉 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
聖母は無慈悲にも、創一つなく育たせしに、たけ伸びて美しければ、貴族の子かとおもはるゝ程なりといふ。さちなきことよ、と皆口々に笑ひぬ。めしひたるカテリナのいふやう。
失明めしひの川を溯りて永遠とこしへひとやよりのがれし汝等は誰ぞや 四〇—四二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
燐寸箱マチばこを賣る盲人めしひもあり。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
此事を言ひて地につばきし、唾にて土をき、其泥を瞽者めしひの目にり、彼に曰ひけるは、シロアムの池に往きてあらへ。彼則ち往きて洗ひ、目見ることを得て帰れり。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)