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盲
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めしひ
ふりがな文庫
“
盲
(
めしひ
)” の例文
我こゝより登りてわが
盲
(
めしひ
)
を癒さんとす、我等の爲に
恩惠
(
めぐみ
)
を求むる淑女天に在り、是故にわれ肉體を伴ひて汝等の世を過ぐ 五八—六〇
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
子供の感覚は活きて動き、大人の感覚はその智慧から先づ
盲
(
めしひ
)
にされて死んで了つてゐます。大した違ひではあるまいかと思ひます。
とんぼの眼玉
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
その中に、『招提寺、鑑眞和尚來朝の時、船中七十餘度の難をしのぎたまひ、御眼のうち鹽風吹き入りて、終に御眼
盲
(
めしひ
)
させ給ふ』
桃の雫
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
大阪戸
一五
よりも
跛
(
あしなへ
)
、
盲
(
めしひ
)
遇はむ。ただ木戸
一六
ぞ
掖戸
(
わきど
)
の吉き戸
一七
と卜へて、いでましし時に、到ります
地
(
ところ
)
ごとに
品遲部
(
ほむぢべ
)
を定めたまひき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
むかし我が愛せし
盲
(
めしひ
)
の子に
姿貌
(
すがたかたち
)
の似たればこそ、われはマリアに心を
牽
(
ひ
)
かれしなれ。友。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
▼ もっと見る
が、
脈
(
みやく
)
を
打
(
う
)
つて
吹雪
(
ふゞき
)
が
來
(
く
)
ると、
呼吸
(
こきふ
)
は
咽
(
むせ
)
んで、
目
(
め
)
は
盲
(
めしひ
)
のやうに
成
(
な
)
るのでありました。
雪霊続記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
盲
(
めしひ
)
の
嫗
(
うば
)
が
燭
(
そく
)
もなく手さぐりつたふ
渡殿
(
わたどの
)
の
故郷の花
(旧字旧仮名)
/
三好達治
(著)
壁を背に
盲
(
めしひ
)
の
漢子
(
をのこ
)
凭
(
よ
)
りかかり
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
憂ひの
噫
(
あゝ
)
に終らしむる深き
歎息
(
ためいき
)
をつきて後彼曰ひけるは。兄弟よ、世は
盲
(
めしひ
)
なり、しかして汝まことにかしこより來る 六四—六六
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
ここにその
曙立
(
あけたつ
)
の王に、
倭
(
やまと
)
は
師木
(
しき
)
の
登美
(
とみ
)
の
豐朝倉
(
とよあさくら
)
の
曙立
(
あけたつ
)
の王といふ名を賜ひき。すなはち
曙立
(
あけたつ
)
の王
菟上
(
うながみ
)
の王
二王
(
ふたばしら
)
を、その御子に副へて遣しし時に、
那良戸
(
ならど
)
一四
よりは
跛
(
あしなへ
)
、
盲
(
めしひ
)
遇はむ。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
盲
(
めしひ
)
らよ、その赤き
腸
(
はらわた
)
を吸へ。
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
長き夜を
盲
(
めしひ
)
の「
嘆
(
なげき
)
」かすかに
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
その處に死にき、かくて五日と六日目の間に我はまのあたり
三人
(
みたり
)
のあひついでたふるゝをみぬ、我また
盲
(
めしひ
)
となりしかば 七〇—
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
盲
(
めしひ
)
の子ひたと膝つけ
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
汝若しわが持來れるすべての罪を犯せる處、かのうるはしきラチオの國よりいまこの
盲
(
めしひ
)
の世に落ちたるならば 二五—二七
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
かくてかれその
直
(
すぐ
)
なりし目を横に歪め、少しく我を見て後
頭
(
かうべ
)
をたれ、これをほかの
盲
(
めしひ
)
等とならべて倒れぬ 九一—九三
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
盲
(
めしひ
)
の牡牛は盲の
羔
(
こひつじ
)
よりも
疾
(
と
)
く倒る、
一
(
ひとつ
)
の
劒
(
つるぎ
)
五
(
いつ
)
にまさりて
切味
(
きれあぢ
)
よきことしば/\是あり 七〇—七二
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
盲
常用漢字
中学
部首:⽬
8画
“盲”を含む語句
盲目
盲人
明盲
文盲
盲者
目盲
盲女
盲滅法
盲目滅法
俄盲目
盲探
盲目的
色盲
盲唖
盲信
盲暦
膏盲
盲御前
盲目突
盲昧
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