“色盲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しきもう75.0%
しきまう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、「いき」は色気のうちに色盲しきもうの灰色を蔵している。色にみつつ色になずまないのが「いき」である。「いき」は色っぽい肯定のうちに黒ずんだ否定をかくしている。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
世の中には色盲しきもうというのがあって、当人は完全な視力を具えているつもりでも、医者から云わせると片輪かたわだそうだが、この御三は声盲せいもうなのだろう。声盲だって片輪に違いない。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
はてしもあらぬ色盲しきまうのまぼろしのゆめ……
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ひたに怖れて色盲しきまう幻覚まぼろしを見る。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)