“色々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いろ/\65.0%
いろん17.5%
いろいろ15.0%
えろ/\2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えゝ、すつかり片付かたづけちまいました。其代り、うもほねが折れましたぜ。なにしろ、我々の引越ひつこしちがつて、大きな物が色々いろ/\あるんだから。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
彼のうちは農家ではあつたが、千葉の方から養子に来た父は、元が商人出であつたから、ちよい/\色々いろんなことに手を出してゐた。
或売笑婦の話 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
茴香うゐきやう野罌粟のげし黄蜀葵とろろあふひ色々いろいろと物言ひかけるよその小花こばなよりも、おまへたちのはうがわたしはすきだ。ほろんだ花よ、むかしの花よ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
此方こちらは小川様が情深い役人で、調べもかろくなって出る事は出たが、一旦えったん人殺しと賭博とばく騒ぎが出来でけたから、誰あって一緒えっしょに飯い喰う者もないから、これはとても仕様がねえ、と色々えろ/\考え
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)