“引越”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ひっこ29.3%
ひきこ19.5%
ひつこ14.6%
ひきこし12.2%
ひっこし12.2%
ひつこし4.9%
ひツこ4.9%
ひっこす2.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“引越”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究31.8%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸8.1%
歴史 > 伝記 > 個人伝記2.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
さあ、引越ひっこしだと主人が命令をすると、家中の道具が、自分で動きだして、移転先いてんさきの家まで歩いていくのだ。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
江戸屋の半治さんという人を掛合におんなすったら、もう此方こなたへ御縁組になってお引越ひっこしになったと聞き
私が中津なかつの学校を視察に行き、その時旧藩主に勧めて一家こぞって東京に引越ひきこし、私が供をして参るとうことになった。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「よし、それぢや二三日うちに引越ひきこしてやらう。忘れるんぢやないぞ、お前さんの顔を立てるといふ事を。」
……神樂坂かぐらざかうらへ、わたし引越ひつことき、そのまゝのこすのはをしかつたが、かべだからうにもらない。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
駿河台するがだい鈴木町すずきちやう坊城ばうじやう邸内ていない引越ひつこした
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
彼処あすこの内で普請をする位だから戦争にならぬであろう、マア引越ひきこしを見合せようといっ思止おもいとまった者も大分だいぶあったようだ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ところが、末造がひどく簡単に考えていた、この引越ひきこしにも多少の面倒が附き纏った。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
けれども折角新しい生涯に入ったのに、運が悪いらしく、一、二度引越ひっこしもしましたが、その度に粗末な家になって行きます。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
東京から引越ひっこし当座とうざの彼等がざまは、笑止しょうしなものであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
三千代みちよの声は、此時このとき急に生々いき/\きこえた。代助は引越ひつこしの事を丸で忘れてゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
えゝ、すつかり片付かたづけちまいました。其代り、うもほねが折れましたぜ。なにしろ、我々の引越ひつこしちがつて、大きな物が色々いろ/\あるんだから。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
此の疲勞つかれが出たのか、周三は、お房の許へ引越ひツこして來たばんは實に好く眠ツた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
で、其の話の進行中に由三は一家をひツさげて下谷の七軒町に引越ひツこした。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
近所に住んで居る或る只の金持の昔の中門の様な門が葉桜のすき間から見えたり、あけっぱなしの様子をした美術学校の学生や、なれた声で歌って行く上野の人達のたまに通るのをジーット見て居ると、少し位の不便はあってもどうしても町中へ引越ひっこすわけにはいかない、なんかと思った。
千世子(二) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)