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引越
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ひつこし
ふりがな文庫
“
引越
(
ひつこし
)” の例文
えゝ、すつかり
片付
(
かたづ
)
けちまいました。其代り、
何
(
ど
)
うも
骨
(
ほね
)
が折れましたぜ。
何
(
なに
)
しろ、我々の
引越
(
ひつこし
)
と
違
(
ちが
)
つて、大きな物が
色々
(
いろ/\
)
あるんだから。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
荷物
(
にもつ
)
といふは
大八
(
だいはち
)
に
唯
(
たゞ
)
一
(
ひと
)
くるま
來
(
きた
)
りしばかり、
兩隣
(
りやうどなり
)
にお
定
(
さだ
)
めの
土産
(
みやげ
)
は
配
(
くば
)
りけれども、
家
(
いへ
)
の
内
(
うち
)
は
引越
(
ひつこし
)
らしき
騷
(
さわ
)
ぎもなく
至極
(
しごく
)
寂寞
(
ひつそり
)
とせしものなり。
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
頼み置て其身は神田三河町二丁目千右衞門店なる
裏長屋
(
うらながや
)
へ
引越
(
ひつこし
)
浪々
(
らう/\
)
の身となり惣右衞門七十五歳女房お時五十五歳
悴
(
せがれ
)
重
(
ぢう
)
五郎二十五歳親子三人
幽
(
かす
)
かに其日を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「
引越
(
ひつこし
)
をする時は是非手伝に来て呉れ」と
頼
(
たの
)
んだ。丸で約束の出来た
家
(
いへ
)
が、とうからある如き口吻である。さうして
直
(
すぐ
)
帰つた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
尋ねけるに是は四年
跡
(
あと
)
に江戸表へ
引越
(
ひつこし
)
たりと言にぞ吾助は
頼
(
たの
)
む
木蔭
(
こかげ
)
に
雨
(
あめ
)
漏
(
もる
)
心地
(
こゝち
)
して尚も種々と聞合するに當時は江戸本郷邊に
呉服物
(
ごふくもの
)
の見世を出し當所より
織物類
(
おりものるゐ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
忌々
(
いま/\
)
しく思ひ仁田村の八と云ふ
獵人
(
かりうど
)
の
宅
(
たく
)
へ
引越
(
ひつこし
)
居
(
ゐ
)
る處へ手先の
幸
(
かう
)
八と云ふ者此事を
嗅付
(
かぎつ
)
け
郡代役所
(
ぐんだいやくしよ
)
へ引行入牢させけるを
兄
(
あに
)
九郎右衞門聞
込
(
こみ
)
流石
(
さすが
)
憫然
(
あはれ
)
に思ひ
内々
(
ない/\
)
取繕
(
とりつくろ
)
ひを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
でもね、
未
(
ま
)
だ
屏風
(
びやうぶ
)
が
一
(
ひと
)
つ
殘
(
のこ
)
つてゐますよ。
此間
(
このあひだ
)
引越
(
ひつこし
)
の
時
(
とき
)
に、
氣
(
き
)
が
付
(
つ
)
いて、こりや
宗
(
そう
)
さんのだから、
今度
(
こんだ
)
序
(
ついで
)
があつたら
屆
(
とゞ
)
けて
上
(
あ
)
げたら
可
(
い
)
いだらうつて、
安
(
やす
)
がさう
云
(
い
)
つてゐましたつけ
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
頭
(
あたま
)
の
上
(
うへ
)
には
廣告
(
くわうこく
)
が
一面
(
いちめん
)
に
枠
(
わく
)
に
嵌
(
は
)
めて
掛
(
か
)
けてあつた。
宗助
(
そうすけ
)
は
平生
(
へいぜい
)
これにさへ
氣
(
き
)
が
付
(
つ
)
かなかつた。
何心
(
なにごゝろ
)
なしに一
番目
(
ばんめ
)
のを
讀
(
よ
)
んで
見
(
み
)
ると、
引越
(
ひつこし
)
は
容易
(
ようい
)
に
出來
(
でき
)
ますと
云
(
い
)
ふ
移轉會社
(
いてんぐわいしや
)
の
引札
(
ひきふだ
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
三千代
(
みちよ
)
の声は、
此時
(
このとき
)
急に
生々
(
いき/\
)
と
聞
(
きこ
)
えた。代助は
引越
(
ひつこし
)
の事を丸で忘れてゐた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
一日
(
いちにち
)
延
(
の
)
びれば
延
(
の
)
びた
丈
(
だけ
)
窮屈
(
きゆうくつ
)
が
逃
(
に
)
げた
樣
(
やう
)
な
氣
(
き
)
が
何所
(
どこ
)
かでした。
小六
(
ころく
)
にも
丁度
(
ちやうど
)
それと
同
(
おな
)
じ
憚
(
はゞかり
)
があつたので、
居
(
ゐ
)
られる
限
(
かぎり
)
は
下宿
(
げしゆく
)
にゐる
方
(
はう
)
が
便利
(
べんり
)
だと
胸
(
むね
)
を
極
(
き
)
めたものか、つい
一日
(
いちにち
)
/\と
引越
(
ひつこし
)
を
前
(
さき
)
へ
送
(
おく
)
つてゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“引越(引越し)”の解説
引越し(ひっこし、引っ越し)は、人が生活する場所や活動する場所を他の場所へ移すこと、またその作業のことである。住居、あるいは企業・団体の事業所などの移動がこれにあたる。古くは宿替、転宅ともいう。
(出典:Wikipedia)
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
越
常用漢字
中学
部首:⾛
12画
“引越”で始まる語句
引越蕎麦
引越後
引越蕎麥
引越貧乏