“浪々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なみなみ42.9%
らう/\28.6%
ろうろう28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なるほど、けさうちを出るとき寝台の横に脱ぎすてて行った私の代りの靴が、片っぽだけ浪々なみなみと水をたたえている。
ベルギー帝國では第一の國民詩人とたふとばれて、侯爵の位までもらつた人ですが、こんどの大戰で、國をのがれて、外國へ浪々らう/\の旅をつづけてゐます。
「したが、数正どの。たくさんな御眷族ごけんぞくともなって、いったい、これから先どこへ浪々ろうろうの晩年を、落着かれるおつもりか。お行く先を、お聞かせ下さい」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)