“屆”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
とゞ87.8%
とヾ4.9%
とゞけ2.4%
とど2.4%
どゞけ2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
めてそんなものが一ぷくでもあつたらとおもつた。けれどもそれ自分じぶん呼吸こきふする空氣くうきとゞくうちには、ちてゐないものとあきらめてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ともおもまたみづからはげましては、なんわけもなきこと、大英斷だいえいだん庭男にはをとことさへりしわれ此上このうへ出來できごと覺悟かくごまへなり、たゞあやふきは令孃ひめこヽろにて、首尾しゆびよくふみとヾきたりとも
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
召抱めしかゝへ先是にてなりに合べし然らば片時へんじも早く京都へ立越べしと此旨を御城代へとゞけける使者は赤川大膳是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
これ此樣こんなうつくしいはなさいてあるに、えだたかくてわたしにはれぬ、のぶさんはせいたかければおとどきましよ、後生ごせうつてくだされと一むれのなかにては年長としかさなるをつけてたのめば
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
うばひ取れたる由今度其盜賊たうぞく取押へし處みぎ殘金有之と雖も其せつどゞけ出之なきに付公儀こうぎへ御取上に相成間其段心得られよと申渡され留守居は恐入かしこまり奉つると云て立歸る次に瀬川せがはと呼れ其方夫にてうけたまはれとて源八佐七南都なんと以來いらいの事共今一おう申立よと云れし時兩人委細ゐさい白状なせしかば各々おの/\大いに驚きかんじける時に瀬川はつゝしんでひざ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)