“感”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かん90.8%
かんじ4.2%
0.8%
カマ0.8%
おぼ0.6%
かま0.6%
おも0.3%
おもい0.3%
こた0.3%
0.3%
ひく0.3%
センス0.3%
ハタラ0.3%
メデ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は有島武郎さんの作品をんで、作品のうちににじんでゐる作者の心の世界せかいといふものゝ大きさや、強さといふものを深くかんじます。
三作家に就ての感想 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
じつまをすとわたしうたがつてゐるのです。しかもつとも、わたくし或時あるときなんもののやうなかんじもするですがな。れは時時とき/″\おもことがあるです。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
七三君は賢弟と南おもてえきして遊ばせ給ふ。掃守かもりかたはらに侍りて七四このみくらふ。文四がもて来し大魚まなを見て、人々大いにでさせ給ふ。
法喜——飛ぶ鳥すらも、美しいみ佛の詞に、カマけて鳴くのではなからうか。さう思へば、この鶯も
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
白糸はたちまち慄然りつぜんとして寒さをおぼえたりしが、やがて拾い取りて月にかざしつつ
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
法喜——飛ぶ鳥すらも、美しいみ仏の詞に、かまけて鳴くのではなかろうか。そう思えば、この鶯も
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
柱はなほ、余りに乾いたものとおもはれ
まして定基の妻からは、それこそえたる者が人の美饌を享くるを見るおもいがしたろうことは自然であって、余計にもしゃくしゃが募ったろうことは測り知られる。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
きやん、きやんといふ苦痛の聲が、旅人の粟一粒入つてゐない空腹にこたへる。それはそれは遣瀬もない思ひである。
散文詩 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
余所よその子供の世話を焼くひまに、自分のに風邪をかせないように、外国の奴隷に同情をする心で、御自分お使いになる女中をいたわってやって欲しいんですが、これじゃ大掴おおづかみのお話です
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
せなを叩きて、「風邪をひくな。」
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
マルコも実際的のセンスの強い人であります。こういう環境で、こういう人によりて書かれたマルコ伝には、実際に即してぐんぐん我々に迫ってくる力があります。
統道眞傳卷首に聖人自然の眞道をアヤマる論と題し、劈頭先づ彼の自然觀を述べた句がある。——夫れ自然は始も無く終りも無し。ヒトハタラき他を俟つに非ず、自ら推して至るに非ず。
安藤昌益 (旧字旧仮名) / 狩野亨吉(著)
カレメデて共婚供住の間に、幾時もあらねば、其美人妊身ぬ。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)