“感触”のいろいろな読み方と例文
旧字:感觸
読み方割合
かんしょく63.6%
さはり18.2%
あじ9.1%
さわり9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薄暗い神殿しんでんの奥にひざまずいた時の冷やかな石の感触かんしょくや、そうした生々しい感覚の記憶の群が忘却ぼうきゃくふちから一時に蘇って、殺到さっとうして来た。
木乃伊 (新字新仮名) / 中島敦(著)
にほひ、ゆめ、その感触さはり………噴水ふきあげもつれたゆたひ
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
三日の夕食に食べたあんころ餅はたまらなかった。饀は甘く、餅は出来たてでやわらかく、歯で噛む感触あじはたまらなかった。
その人 (新字新仮名) / 小山清(著)
その柔かい膚の感触さわりがくすぐったく、可愛かった。
不在地主 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)