“さはり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
46.7%
感触13.3%
障害13.3%
障碍13.3%
支障6.7%
佐和利6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
命惜まぬ客人よ。生くといふには種々あり。少年の心は物に感じ易しといふに、吾黨がかくわずらひなくさはりなき世渡するを見て、羨ましとは思はずや。
げに白き椅子の感触さはりはふたつなき夢のさかひに
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
狐か狸にだまされたのかも知れないが、これつきりで、身體からだに何の障害さはりもなければ、結局一晩の宿代が助つた譯だと思つて、木の根に腰を掛けて一服やつた。
(旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
あづからんと申せしに斯樣々々かやう/\の挨拶の由拙者對面しなば後々の障碍さはりと成べし伊賀亮殿御太儀ながら御逢下あひくださるべしと又餘儀もなく頼むにぞ伊賀亮も承知なし成程目の寄所よるところたまとは能も申たり越前守はよき家來けらい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
彼等かれら他人たにんぬすむのには幾多いくた支障さはり、それはためあひした念慮ねんりよむしかへつさかん永續えいぞくすることすらりながら
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「どうれ、けえつて牛蒡ごぼうでもこせえべえ、明日あした天秤棒てんびんぼうかついで支障さはりにならあ」剽輕へうきん相手あひておもしたやうにいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)