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剽輕
読み方 | 割合 |
へうきん | 90.9% |
ひやうきん | 9.1% |
三吉は三升樽をブラ下げて、
艫に
踞みました。五十六七、すつかり
月代が色付いて、鼻も眼も口も
萎びた、
剽輕な感じのする親爺です。
「
大豆打にかつ
轉がつた
見てえに
面中穴だらけにしてなあ」
剽輕な
相手は
益惡口を
逞しくした。
群衆は
一聲の
畢る
毎に
笑ひどよめいた。
子供の
癖にませた
樣でをかしい、お
前は
餘つぽど
剽輕ものだね、とて
美登利は
正太の
頬をつゝいて、
其眞面目がほはと
笑ひこけるに、
己らだつても
最少し
經てば
大人になるのだ