“月代”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
さかやき92.8%
つきしろ4.2%
さかいき1.2%
さかゆき1.2%
さかさき0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“月代”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸14.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.0%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
重成の首は月代さかやきが延びていたが異香薫り、家康これ雑兵の首にまぎれぬ為のたしなみ、惜む可きの士なりと浩歎した。
大阪夏之陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
月代さかやきは蒼みわたり、身なりがきっぱりとしているから浪人者ではあるまい、相当の家中かちゅうと見わけられるのである。
顎十郎捕物帳:04 鎌いたち (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
そのうちに放火もすこし下火になって、二十日の夜の五つ時の空には地上を照らす月代つきしろとてもない。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
今宵こよひさしぐむ月代つきしろのまみのうるみに、
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
今に記憶してる事を申せば、幼少の頃、月代さかいきるとき、頭のぼんくぼを剃ると痛いから嫌がる。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
口嗽うがいをする水がヤット出来ると云うくらいな事で、身体からだは汚れて居るし、髪はクシャ/\になって居る、何は扨置さておき一番先に月代さかいきをしてれから風呂に這入ろうと思うて
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
日ごとに月代さかゆきもまだその頃には青々として美しく、すらりとしてせい高く、長いおとがいに癖のある細面ほそおもての優しさは
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
紙帳のことは『浅間あさまだけ』という、くさ双紙ぞうしでおなじみになっている、星影土右衛門という月代さかゆきのたったすごい男が、六部の姿で、仕込みづえをぬきかけている姿をおもいだし、大きな木魚面の、デコボコ頭の、チンチクリンの老人をじっ見詰みつめた。
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
五十年輩の小鬢こびんの霜も、月代さかさきの輝やきも申分ない分別男ですが、四角に張つた顎や、少し段のついた鼻筋に、きかぬ氣らしさは充分に受取れます。