“さかやき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
月代98.0%
月題1.0%
月代毛0.5%
月爪0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こいつ相当にやるな!」と思ってこの男の人相を見直すと、頭のところの月代さかやきの中に、大小いくつもの禿はげが隠れつ見えつしている。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
あすは討入りという四月二十日の夜、数馬は行水を使って、月題さかやきって、髪には忠利に拝領した名香初音はつねき込めた。白無垢しろむく白襷しろだすき白鉢巻しろはちまきをして、肩に合印あいじるし角取紙すみとりがみをつけた。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
月代毛さかやきも延びた。顔色も蒼白く成った。眼の窪んだのが自分ながら驚かれるので有った。正しく妖魔の囚虜とりこと成ったので有った。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
月爪さかやきを半分剃り殘しても驚くやうな與茂吉ぢやない