阿部一族あべいちぞく
従四位下左近衛少将兼越中守細川忠利は、寛永十八年辛巳の春、よそよりは早く咲く領地肥後国の花を見すてて、五十四万石の大名の晴れ晴れしい行列に前後を囲ませ、南より北へ歩みを運ぶ春とともに、江戸を志して参勤の途に上ろうとしているうち、はからず病に …
作品に特徴的な語句
一通かずみち すみや 水瓶みずかめ めあわ こころ しょう 木末うら 金口こんぐ かん とむろ しゅ ひつじ むな 通信みちのぶ 一時ひととき おのれ 正定まささだ 失錯しっさく はた がら 願望がんもう じゅ たし 霊屋みたまや 喧嘩げんか のど かく かか さる はじ みつ ほう 家中かちゅう 安座あんざ いもと 床板とこいた 竹内たけのうち 天晴あっぱ かた 役替やくが 菖蒲しょうぶ しん わたくし 真裸まはだか 直焼すぐやき 直次なおつぐ 成行なりゆ とびら 手配てくば ほま 番頭ばんがしら 賞詞ほめことば 辛巳しんし ゆる あに 栄耀えよう かみ 上下かみしも それがし 馴染なじ 馬廻うままわり よわい 世故せいこ たま 死所しにどころ 面当つらあ にん 霊屋おたまや ひま 更闌こうた 何時なんどき さむらい つぐの 烏丸からすまる あやま たて 竹垣たけがき 正盛まさもり 犬死いぬじに 燭台しょくだい 犬牽いぬひ 歯朶しだ 立孝たつたか 突居ついい 立籠たてこも