“烏丸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
からすま50.0%
からすまる36.4%
うがん9.1%
ウグワン4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
閑枝は、藤畳の黒く光る烏丸からすまの家から、この東山の洋館に身の置所を換えてからも、その居室には「仙人掌の花」の画をかけていた。
仙人掌の花 (新字新仮名) / 山本禾太郎(著)
けれど彼は、何をして遊んでもそれにおぼれない自己をいつも持っていた。相国寺そうこくじへ三条、烏丸からすまる飛鳥井あすかいの諸卿を招いて、蹴鞠けまりを催したときである。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いま、袁煕えんき袁尚えんしょうの兄弟は、遼西りょうせい烏丸うがん熱河ねっか地方)におるという。この際、放棄しておいては、後日の禍いになろう。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
匈奴・ケツ・鮮卑・テイ・羌等の所謂五胡と稱する塞外種族、或は之に烏丸ウグワンを加へて六夷と稱する塞外種族が、北支那を占領して、漢族の建てた晉室は、彼等の爲に、洛陽(河南省)