“溺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おぼ93.4%
いばり1.5%
でき1.1%
いば0.7%
おば0.7%
おぼれ0.4%
0.4%
たら0.4%
0.4%
はま0.4%
ぱま0.4%
オボ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
孝子でも水にはれなければならぬ、節婦でも火には焼かれるはずである。——彼はこう心の中に何度も彼自身を説得しようとした。
寒さ (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ある時は支度金を取って諸侯のに住み込み、故意に臥所して暇になった。そしてその姿態は妖艶であった。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
やがて、完全な死を待って静かに浴槽中にもどすと、体は、頭の方を先に湯の底をって、逆に浴槽の細い部分へつくというのである。
浴槽の花嫁 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
飛ぶ間際りをるのは一体どう云う心理的状態の生理的器械に及ぼす影響だろう。やはりせつなさのあまりかしらん。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
決してれざるべしとの覚悟さえ生じければ、亡夫が一週年の忌明けを以て、自他相輔くるの策を講じ、ここに再び活動を開始せり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
雪吹の人をす事大方右にす。暖地の人花の美賞する雪吹と其こと、潮干びて洪濤とのし。雪国の難義暖地の人おもひはかるべし。
と、熱くささやいて、そして、自分の言葉に、酔いれるかのように、もたれかかったが、千世は身をすくめたまま、答えられぬ。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
ねえねえ島さん、こうだとさ、あのお米さんの腕だっしゃは、大洞の金持ちの息子をし、今度足洗いをするそうだよ。ふざけているね、大莫連のくせに。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そりゃ刃物け、棒切一本持たいでも、北海道釧路の荒土をねた腕だで、この一つでな、ア胴へ滅込まそうと、……ひょいと抱上げて、ドブンと川にめる事の造作ないも知ったれども
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
此処て来ましたのは申上げました右京様の御家来藤原喜代之助で、若気の至りに品川のあけびしのおあさと云う女郎にり、御主人のお手許金い込み、屋敷を放逐致され
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
權「お前辛抱しなよ、お女郎買におっってはいかねえよ、国と違ってお女郎が方々にるから、随分身体を大事にしねば成んねえ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)