“溺”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おぼ94.2%
いばり1.7%
いば0.8%
おば0.8%
でき0.8%
0.4%
0.4%
ぱま0.4%
オボ0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“溺”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語23.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
もちろん何かの張合でたれかがおぼれさうになったとき間違ひなくそれを救へるといふ位のものは一人もありませんでした。
イギリス海岸 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
時とすると水の流れが突然現われてきて、始められたばかりの穹窿きゅうりゅうを突きこわし、人夫らをおぼらすこともある。
ある時は支度金を取って諸侯のしょうに住み込み、故意に臥所ふしどいばりして暇になった。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
『本草綱目』に、よきさけ一斗に蝮一疋活きたまま入れて封じ、馬がいばりする処に埋め、一年経て開けば酒は一升ほどに減り、味なお存し蝮は消え失せいる。
飛ぶ間際まぎわいばりをつかまつるのは一体どう云う心理的状態の生理的器械に及ぼす影響だろう。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
馬がいばりをする時だけ彼れは不性無性ふしょうぶしょうたちどまった。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「じゃ戦争の終りに、この湾でおばれて死んだ水兵のことを、覚えてるかね。覚えてないだろうね」
幻化 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
やがて元気も旧に復し、浮世の荒浪に泳ぎ出づるとも、決しておばれざるべしとの覚悟さえ生じければ、亡夫が一週年の忌明きあけを以て、自他相輔あいたすくるの策を講じ
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
やがて、完全なでき死を待って静かに浴槽中にもどすと、体は、頭の方を先に湯の底をくぐって、逆に浴槽の細い部分へつくというのである。
浴槽の花嫁 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
平次の豫感は當りました。その翌る朝、一寸法師の玉六のでき死體は、百本ぐひから揚つたのです。
と、熱くささやいて、そして、自分の言葉に、酔いれるかのように、もたれかかったが、千世は身をすくめたまま、答えられぬ。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
そりゃ刃物け、棒切一本持たいでも、北海道釧路くしろの荒土をねた腕だで、このこぶし一つでな、どたまア胴へ滅込めりこまそうと、……ひょいと抱上げて、ドブンと川にめる事の造作ないも知ったれども、そりゃ、あれを見ぬ前だ。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
權「お前辛抱しなよ、お女郎買におっぱまってはいかねえよ、国と違ってお女郎が方々にるから、随分身体を大事でえじにしねば成んねえ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)