“沈溺”の読み方と例文
読み方割合
ちんでき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生死しょうじ沈溺ちんできし、ただある者のみ恩愛おんないむさぼらず、経戒を勤修ごんしゅうす。識想を滅除し、生死尽くるを
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
愚夫愚婦ぐふぐふの邪教に沈溺ちんでき惑乱わくらんする、言うにえざるものあり。しかして政府、あにこれを問わざるべけんや。われ聞く、国の王者あるは、なお家の父母あるがごとし。四海しかいの内、みな兄弟なり。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
人々を裁いた法官帽は賤婦せんぷの裳衣だった腐敗物の傍に沈溺ちんできする。