“拳”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
こぶし90.9%
けん7.2%
こぶ0.5%
0.2%
げん0.2%
げんこ0.2%
こぞ0.2%
0.2%
0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“拳”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語61.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語9.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ながるゝ血汐ちしほ兩眼りようがんるを、こぶしはらつて、キツと見渡みわたうみおも
指が白くなる程固く握り詰めているウルスター・ゴンクール氏のこぶしは、自然自然と紫色に変って、微かにふるえ出して来た。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
けんの勝負を争う者もあり、カルタを取寄せる者もあり、女に戯れる者もあり、口をあけてうっとりしてる者もありました。
画舫:――近代伝説―― (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
しかしさすがに、けんや酒戦も、やがて飽いて、勝負なしに今度は飲み始めたと思うと、膝つき合せて、なにか議論だった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかしつぎかた、おれはかへりゆく労働者らうどうしやのすべてのこぶしのうちにぎめられたビラのはし電柱でんちうまへ
ブルジヨア・にぎりこぶ
赤い旗 (旧字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
近くのうの感ずる処をぐれば、曩日さきに朝鮮変乱よりして、日清の関係となり、その談判は果して
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
ハガキの作者はベランメー型で、筆で委曲がつくしがたいから、げんコの代りに呼びすてにして溜飲を下げているらしい。
巷談師 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
人間の頭ぐらいげんこくだくことができると云っている。
仙術修業 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
はだの白さも雪なれば、瞳も露の涼しい中にも、こぞって座中の明星とたたえられた村井紫玉しぎょくが、
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
外に立っている紅木大臣も、この時両方のも砕けよと握り締めましたが、女王もまた恐ろしくてたまらぬように、身を震わして答えました——
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
やあ火の玉の親分か、わけがある、打捨うっちゃっておいてくれ、と力を限り払いけんともが焦燥あせるを、栄螺さざえのごとき拳固げんこ鎮圧しずめ、ええ、じたばたすればり殺すぞ、馬鹿め。
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)