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儂
ふりがな文庫
“儂”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
わし
56.5%
み
31.5%
われ
3.3%
わたし
2.2%
わ
2.2%
のう
1.1%
あたし
1.1%
おい
1.1%
おら
1.1%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わし
(逆引き)
「おう、よかろとも!
儂
(
わし
)
でよかったらお役に立てさせてもらおう。そんなことで皆さんの御便宜が得られるならお易い御用じゃ!」
ナリン殿下への回想
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
儂(わし)の例文をもっと
(50作品+)
見る
み
(逆引き)
「なにが、無態だ。なんじらの馬鹿げた迷妄を、
儂
(
み
)
の勇をもって、
醒
(
さ
)
ましてくるるのがなんで無態か。
鍛冶
(
かじ
)
を呼んで、
鎖
(
くさり
)
を切らせろ」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
儂(み)の例文をもっと
(29作品)
見る
われ
(逆引き)
茶店の老婆子
儂
(
われ
)
を見て
慇懃
(
いんぎん
)
に
無恙
(
むやう
)
を賀し且
儂
(
わ
)
が
春衣
(
しゅんい
)
を
美
(
ほ
)
む
俳人蕪村
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
儂(われ)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
わたし
(逆引き)
儂
(
わたし
)
はおかしい所へ行ったの、どこおかしい所ッて、写真さ、
撮影
(
とっ
)
て来たのお見せなと云えば、まだ来ないワ先のがあったか知らんと紙入を取出し
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
儂(わたし)の例文をもっと
(2作品)
見る
わ
(逆引き)
茶店の老婆子
儂
(
われ
)
を見て
慇懃
(
いんぎん
)
に
無恙
(
むやう
)
を賀し且
儂
(
わ
)
が
春衣
(
しゅんい
)
を
美
(
ほ
)
む
俳人蕪村
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
儂(わ)の例文をもっと
(2作品)
見る
のう
(逆引き)
ああこれを思い、彼を想うて、
転
(
うた
)
た
潸然
(
さんぜん
)
たるのみ。ああいずれの日か
儂
(
のう
)
が素志を達するを得ん、ただ儂これを怨むのみ、これを悲しむのみ、ああ。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
儂(のう)の例文をもっと
(1作品)
見る
あたし
(逆引き)
今もし試みにその腹を
割
(
さ
)
いたら、鬼が出るか仏が出るか、何の何の、鬼でもない仏でもない、「あら
儂
(
あたし
)
のではお厭なの」、それあの
花笄
(
はなこうがい
)
の小歌が今日見た水車の裾模様のまゝで出るのだ。
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
儂(あたし)の例文をもっと
(1作品)
見る
おい
(逆引き)
「あははは、
儂
(
おい
)
らの
方言
(
なまり
)
でな、つまり天狗岩の事だ。御存じだんべえが」
天狗岩の殺人魔
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
儂(おい)の例文をもっと
(1作品)
見る
おら
(逆引き)
「
阿爺
(
おとッつぁん
)
、
儂
(
おら
)
ァ
此
(
この
)
縞
(
しま
)
ァ
嫌
(
やァ
)
だ」と、毎々
阿娘
(
おむす
)
の苦情が出る。其等の車が陸続として帰って来る。東京場末の
飯屋
(
めしや
)
に寄る者もあるが、多くは車を街道に片寄せて置いて、
木蔭
(
こかげ
)
で麦や
稗
(
ひえ
)
の弁当をつかう。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
儂(おら)の例文をもっと
(1作品)
見る
儂
漢検1級
部首:⼈
15画
“儂”の関連語
俺
自称
“儂”を含む語句
教儂不沾裙
儂等
儂智高
儂達
儂風情
“儂”のふりがなが多い著者
小栗虫太郎
橘外男
吉川英治
徳冨蘆花
海野十三
林不忘
大阪圭吉
甲賀三郎
佐左木俊郎
正岡子規