“儂”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
わし56.6%
33.7%
われ3.6%
わたし2.4%
あたし1.2%
おら1.2%
のう1.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“儂”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.4%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「よろしい。貴方の誤信を解くためにはやむを得んことです。わしは先主との約束を破って、今日ここに遺言書を開きましょう」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「ところが、わしどもには課せられている律法おきてがありますのでな。それで、この館から災を避けることは不可能なのです」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「さ。申してみい。が、何で悪の源か。詭弁きべんは、ゆるさんぞ。いささかたりと、口濁くちにごしたら斬り捨てるぞ」
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「朕の不徳は、ただ自らをうらむほかはないが、不才なりといえ、いずくんぞ祖宗の大業を棄つるに忍びん。ただ公計に議せよ」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
茶店さてんの老婆子われを見て慇懃いんぎん無恙むようを賀しかつが春衣を
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
茶店の老婆子われを見て慇懃いんぎん無恙むやうを賀し且春衣しゅんい
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
良人やどわたしとしの十いくつも違ふのですもの、永く役に立つやうにして置かねばと何でも無しの挨拶あいさつ
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
あらわたしのではお厭なの、どうせねと推附るようにして渡した時
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
今もし試みにその腹をいたら、鬼が出るか仏が出るか、何の何の、鬼でもない仏でもない、「あらあたしのではお厭なの」、それあの花笄はなこうがいの小歌が今日見た水車の裾模様のまゝで出るのだ。
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
懇親といえば懇親あえて益する所はなく、いっそ窮屈極まるものと思って居たが、「あらあたしのではお厭なの」、嬌喉きょうこう玉を転ばすが如きこの妙音が、たちまち小歌という大知己を得させたので、秋元の我部屋へ帰ってからも
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
阿爺おとッつぁんおらこのしまやァだ」と、毎々阿娘おむすの苦情が出る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
ゆえを以てむなく新井あらい代りてその任に当り、行く事に決せしかば、彼もまた同じく、のうに同行せん事を以てす。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
のう仮令たとい異国の鬼となるも、こと幸いに成就じょうじゅせば、のう平常の素志も、彼ら同志の拡張する処ならん。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)