“のう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ノウ
語句割合
48.0%
26.4%
6.4%
4.8%
4.0%
3.2%
能生1.6%
0.8%
0.8%
0.8%
(他:4)3.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一人一役、各〻ののうに応じて割り振られ、ここに“宝盗み”の手だてと“徐寧じょねい抱き込み”の段どりはでき上がった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あなたは黒紋付を持っていますが、やはりのうをやるからその必要があるんでしょうと聞いたら、虚子が、ええそうですと答えた。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「現金な奴よのう。ヘゲタレにしたり生仏にしたり致さば、閻魔様えんまさまが面喰らおうぞ。それより女! こりゃ、女」
「まア! 誰かとおもえば、あんたですかの、どうしなさったんなア、こんなにとつぜんで、ほんまに、びっくりしやんすがのう
田舎がえり (新字新仮名) / 林芙美子(著)
献帝は、そう仰っしゃって、李司馬の許へ使いを立て、一のうの米と、一の牛肉を要求された。すると、李傕がやって来て、
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、一のうの金銀を彼に贈った。いやこんな物はと、断るのを、三名がってのことばに、ついに懐中ふところにおさめて去った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とうなったまま起き上がれない。顔をしかめてしゃがみこんだ。両手で頭をかかえこんだ。のうを打ったのでぼんやりしてしまったのだ。
転がり試合:柔道と拳闘の (新字新仮名) / 富田常雄(著)
童子さまののうはもうすっかりつかれて、白いあみのようになって、ぶるぶるゆれ、その中に赤い大きな三日月みかづきかんだり
雁の童子 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
大きな傷口ののうは常に内部へ吸収されがちなもので、その結果、大気のある影響を受けて患者を殺すことがある。
その前から永らく便にのうが混っていたことを伺ったのは先日がはじめてであったと思います。
のう、なんでしょう。——ああ新潟県で思い出した。この間あなたが御出おいでのときちがいに出て行った男があるでしょう」
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ぼくはのう学校の三年生になったときから今日まで三年の間のぼくの日誌にっし公開こうかいする。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
また越後の糸魚川いといがわ能生のう、直江津——そのどこへ売られたのか、捜しようがなかったのです。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
やがてはるか能生のうを認めたるあたりにて、天色そらにわかに一変せり。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
子供四 のうさまでしょう。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
ゆえを以てむなく新井あらい代りてその任に当り、行く事に決せしかば、彼もまた同じく、のうに同行せん事を以てす。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
のう仮令たとい異国の鬼となるも、こと幸いに成就じょうじゅせば、のう平常の素志も、彼ら同志の拡張する処ならん。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
「それではさあけのうまずにみずうを呑むぅとやるか。」その年よりが云いました。
ポラーノの広場 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
また梵語ぼんごには阿耨達池アノクタッチといい漢訳には無熱むねつのうとしてある名高い湖水であります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
駿すんえんのうの間に流行し、昨年中は西は京阪より山陽、南海、西国まで蔓延まんえんし、東はぼうそう
妖怪玄談 (新字新仮名) / 井上円了(著)
「いや、能楽のうの方です。——大師匠方に内弟子の私たち。」
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「往昔十四五、出デテ遊ブ翰墨かんぼく場、斯文崔魏しぶんさいぎノ徒、我ヲ以テ班揚ニ比ス、七齡思ヒ即チ壮、九齡大字ヲ書シ、作有ツテ一のうニ満ツ」
岷山の隠士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)