“梵語”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼんご90.5%
サンスクリット9.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしその梵語ぼんごの経文を訳した方々かたがたは決して嘘をつかれるような方でないからして、これには何か研究すべき事があるであろう。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
ヒマラヤは梵語ぼんご「雪あるところ」という意義であるそうで、そこから「雪山」という漢訳語も、起因しているのである。
高山の雪 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
ということですが、この語は、梵語サンスクリットの音をそのままに写したもので、原語でいえば「アヌッタラ、サミャク、サンボーディン」というのであります。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
蔵経も梵語サンスクリット(古代印度語)の原典の漢訳であるのはやむをえないが、宋版、元版、明版、竜蔵版とかれこれ読みあわせてみると、随所に章句の異同や遺漏があって疏通をさまたげるところへ、天海版
新西遊記 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)