“方々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうぼう43.1%
かたがた26.7%
かた/″\14.4%
はう/″\9.4%
ほう/″\5.4%
かた/\1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その学んで卒業した者が方々ほうぼうに出て教師になる、教師になれば自分が今まで学んだものをその学校に用るのも自然の順序であるから
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「いや、そう云う訳ではございませんが、何かとあちらの方々かたがたに引とめられて、ついそのまま、話しこんでしまうのでございます。」
或日の大石内蔵助 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
今宵こよひ家例かれいり、宴會えんくわいもよふしまして、日頃ひごろ別懇べっこん方々かた/″\多勢おほぜい客人まろうどまねきましたが、貴下こなたそのくみくははらせらるゝは一だん吾家わがや面目めんもくにござる。
取する者も無なりしにぞ長庵今は朝暮あさゆふけぶり立兼たちかねるより所々しよ/\方々はう/″\手の屆く丈かり盡して返すことをせざれば酒屋米屋薪屋まきやを始め何商賣なにしやうばい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
よるになると方々ほう/″\あるまはつて、たけのこ松茸まつたけいもいね大豆等だいずなど農作物のうさくぶつをあらしたり、ひ、野鼠のねずみうさぎなどもとらへて餌食ゑじきにします。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
大「一時遁いっときのがれに請合うけあって、し此の事を御舎弟附の方々かた/\へ内通でもいたすと、貴様のたくへ踏込んで必ず打斬うちきるぞ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)