“筍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たけのこ93.5%
たけ2.8%
たかんな2.8%
カツポウ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一年に一度しかない、しゆんのきまつてゐるたけのこだとか、松茸まつたけだとか、さう云ふものを食べても、同じ意味で何となく心細く思ふのであつた。
風呂桶 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
まだ大事そうに懐に入れていたたけの皮包を取り出すと、それを木戸口や、五味箱の上や、彼方此方あっちこっちへ持って行ってウロウロした。
猫と庄造と二人のおんな (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
昔と語りづるほどでもない、殺されためかけ怨恨うらみで、血の流れた床下の土から青々とした竹が生える。たかんなの(力に非ず。)すごさを何にたとうべき。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
・子供が駈けてきてカツポウによきりと抜いたぞ
其中日記:06 (六) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)