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石筍
ふりがな文庫
“石筍”の読み方と例文
読み方
割合
せきじゅん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せきじゅん
(逆引き)
氷河氷の雨が、
簾
(
すだれ
)
を立てたように降りしきるかと思えば、また、太く垂れて
石筍
(
せきじゅん
)
をつくり、つるつる壁を伝わる流れは血管のように無気味だ。
人外魔境:03 天母峰
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
「下をごらん。あの下にきっと
石筍
(
せきじゅん
)
があるから。ああ、ある、ある。まるで白いお化け
茸
(
きのこ
)
みたいだねえ。」
妖怪博士
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
そしてそれが冷えきるまでには、たくさんの乳房が
垂
(
た
)
れさがる。これが熔岩の鍾乳石である。熔岩の
雫
(
しずく
)
が垂れ落ちれば、鍾乳洞の場合のように、下に
石筍
(
せきじゅん
)
ができるはずである。
黒い月の世界
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
石筍(せきじゅん)の例文をもっと
(5作品)
見る
“石筍”の意味
《名詞》
鍾乳洞の床に天井から滴下した炭酸カルシウムを含む地下水などが長期間あたることでできた筍状の突起。
(出典:Wiktionary)
“石筍”の解説
石筍(せきじゅん、en: stalagmite)は、洞窟の天井の水滴から析出した物質が床面に蓄積し、たけのこ状に伸びた洞窟生成物である。
これと対応して洞窟の天井面から垂れ下がる形態が(狭義の)鍾乳石である。鍾乳石は、広義ではこの石筍や石柱などを含む洞窟生成物の総称としても使用される。
(出典:Wikipedia)
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
筍
漢検1級
部首:⽵
12画
“石”で始まる語句
石
石鹸
石垣
石塊
石見
石燈籠
石榴
石膏
石楠花
石碑
“石筍”のふりがなが多い著者
小栗虫太郎
江戸川乱歩
中谷宇吉郎