“石塊”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いしころ68.1%
いしくれ18.1%
せきかい6.9%
せっかい5.6%
いしっころ1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“石塊”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.0%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
馬籠は田畠たはたの間にすら大きくあらわれた石塊いしころを見るような地方で、古くから生活も容易でないとされた山村である。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
しかし、その石塊いしころは彼のまえを歩いている薄汚い子供が、糸で結んで引摺ひきずっているのだということが直ぐに判った。
(新字新仮名) / 太宰治(著)
河近くは「南瓜」や「唐黍」の畑になっていたが、畑のウネとウネの間に、大きな石塊いしくれが赤土や砂と一緒にムキ出しに転がっていた。
不在地主 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
偽だ偽だとあざ笑っていた掌中の石塊いしくれが、あに図らんや小粒ながらもほんとの黄金きんだと分ったような大いなる驚異を感じないわけにはゆかなかった。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
棒、石塊せきかい、刀、おの、その他いろいろな兇器が僕の頭上に降って来た。——僕は昏倒こんとうした。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
さうしてこれが通過つうかしたあとにはたゞ火山灰かざんばひやラピリのみならず、おほきな石塊せきかい混入こんにゆうしてゐた。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
あたしは急に目の前が暗くなったのを感じた。ああ、そんな恐ろしいことがあるだろうか。井戸の中へ突きとし、大きな石塊せっかいを頭の上へ落としてやったのに……。
俘囚 (新字新仮名) / 海野十三(著)
けずられた小さい石塊せっかいが、がさがさと靴や膝の下に鳴る。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
シチュウは早く云うとシキのなかの大工見たようなものかね。それから山市やまいちだが、こいつは、ただ石塊いしっころをこつこつ欠いてるだけで、おもに子供——さっきも一人来たでしょう。ああ云うのが当分坑夫の見習にやる仕事さね。まあざっと、こんなものですよ。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)