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『葉』
ふりがな文庫
『
葉
(
は
)
』
撰ばれてあることの 恍惚と不安と 二つわれにあり ヴェルレエヌ 死のうと思っていた。ことしの正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色のこまかい縞目が織りこめられていた。これは夏に着る着物であろう。夏 …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「鷭」1934(昭和9)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約20分(500文字/分)
朗読目安時間
約32分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
蹲
(
うず
)
魂
(
たまし
)
狼狽
(
うろた
)
渠
(
きょ
)
止
(
よ
)
霞
(
かす
)
懲
(
こら
)
粋
(
いき
)
相撲
(
すもう
)
石塊
(
いしころ
)
禿
(
は
)
稽古
(
けいこ
)
築地
(
つきじ
)
縞目
(
しまめ
)
綺麗
(
きれい
)
綻
(
ほころ
)
老松
(
おいまつ
)
白蝋
(
はくろう
)
燈火
(
ともしび
)
焚
(
た
)
焔
(
ほのお
)
烈
(
はげ
)
滅入
(
めい
)
渾沌
(
こんとん
)
涕
(
なみだ
)
浅間
(
あさま
)
泥溝
(
どぶ
)
襟
(
えり
)
黄昏
(
たそがれ
)
鰯
(
いわし
)
馳
(
は
)
顫
(
ふる
)
頗
(
すこぶ
)
雲呑
(
ワンタン
)
雛
(
ひな
)
鍵
(
かぎ
)
鉄漿
(
かね
)
這
(
は
)
覗
(
のぞ
)
縮緬
(
ちりめん
)
蛇体
(
じゃたい
)
蚊燻
(
かいぶ
)
薔薇
(
ばら
)
蕾
(
つぼみ
)
蒼
(
あお
)
蒲団
(
ふとん
)
莫迦
(
ばか
)
自棄
(
やけ
)
肘
(
ひじ
)
水
(
みず
)
羅列
(
られつ
)
可成
(
かなり
)
容
(
い
)
如何
(
いか
)
外套
(
がいとう
)
囁
(
ささや
)
噛
(
か
)
嘘
(
うそ
)
哀蚊
(
あわれが
)
咽
(
むせ
)
呟
(
つぶや
)
呉
(
く
)
吉三
(
きちざ
)
屑花
(
くずはな
)
口鬚
(
くちひげ
)
双六
(
すごろく
)
厠
(
かわや
)
剥
(
は
)
到
(
いた
)
傲慢
(
ごうまん
)
傍
(
そば
)
佇
(
たたず
)
仰言
(
おっしゃ
)
人糞
(
じんぷん
)
乞食
(
こじき
)
掻
(
か
)
不憫
(
ふびん
)
母屋
(
おもや
)
歿
(
な
)
欅
(
けやき
)
果敢
(
はか
)
暫
(
しばら
)
昏睡
(
こんすい
)
故意
(
わざ
)
放蕩
(
ほうとう
)
撰
(
えら
)
撫
(
な
)
汲
(
く
)
掬
(
すく
)
所詮
(
しょせん
)
成
(
な
)
愛嬌
(
あいきょう
)
愈々
(
いよいよ
)
惚
(
ほ
)
恍惚
(
こうこつ
)
怒濤
(
どとう
)
忽
(
たちま
)
引摺
(
ひきず
)
幽
(
かす
)