“欅”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
けやき99.4%
クスキ0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お島はかなめけやきの木とで、二重になっている外囲そとがこいまわりを、其方そっちこっち廻ってみたが、何のこともなかった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
そこにある広場にはけやきや桜の木がまばらに立っていて、大規模な増築のための材料が、煉瓦れんがや石や、ところどころに積み上げてあった。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
取残された又次郎は右へ行こうか、左にしようかと、立ち停まって少しく思案していると、路ばたの大きいけやきのかげから一人の若い女があらわれた。
(新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ふとけやきぼんが原氏の目にとまつた。それは田舎の村長などの好きさうな鯛の恰好をしたもので二円三十銭といふ札が付いてゐた。
庭の松、葉銀杏はいちやう吉野檜よしのひのき、遠くでは向う屋敷のけやきほゝの木、柳、庭の隅の秋草まで、見る限りの葉が皆動く。
茗荷畠 (新字旧仮名) / 真山青果(著)
谷川士清の和訓栞「くぬぎ」の條に云く、神名式伊勢國度會郡に棒原神社見ゆ、こは棒字字書の義に違ひたればクスキ原にて訓もぬをすに誤りたる也社地今田邊郷淺管村に在り萬葉集に
卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 内藤湖南(著)