“山毛欅”の読み方と用例
読み方(ふりがな)割合
ぶな87.0%
ブナ6.5%
ぶなのき2.2%
やまぶな2.2%
ヘエトル2.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“山毛欅”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学14.3%
文学 > ドイツ文学 > 小説 物語6.2%
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 戸外レクリエーション4.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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彼は陸のほうへ向かって、草原道の淋しいなかを通って行ったが、まもなく、その一帯に小高く突き出ている山毛欅ぶなの森が彼を迎えた。
〔出典〕トニオ・クレエゲル(新字新仮名)/パウル・トーマス・マン(著)
胡桃くるみ澤胡桃さはくるみなどゝいふは、山毛欅ぶななぞとおなじやうに、ふかはやしなかにはえないで、村里むらさとつたはうえてです。
〔出典〕ふるさと(旧字旧仮名)/島崎藤村(著)
谷川の対岸からも逞しい山の腹が濡れた岩肌をあらはにしてグイグイ空へのびてゐるし、湯宿の裏は鬱蒼と昼も暗い山毛欅ブナ山で
〔出典〕逃げたい心(新字旧仮名)/坂口安吾(著)
嗚呼地上にはなほ数尺の残雪が石のやうにかたまりついて張りつめてゐるのに、嗚呼山毛欅ブナの林はやはらかな緑の芽を嗚呼ふきだしてくるのです。
〔出典〕金談にからまる詩的要素の神秘性に就て(新字旧仮名)/坂口安吾(著)
遠征隊は一散に林の中へ飛び込んだ。棗椰子なつめやし山毛欅ぶなのき棕櫚しゅろの木などにおおわれて林の中は暗かった。
〔出典〕加利福尼亜の宝島:(お伽冒険談)(新字新仮名)/国枝史郎(著)
バスが山毛欅やまぶなの林に這入つて、螺線型の道がおもむろに急勾配に移らうとする崖の中腹で、彼はあわただしく車を棄てた。
〔出典〕繰舟で往く家(新字旧仮名)/牧野信一(著)
このあたりはもはや二千六百フィートの標高。山毛欅ヘエトルの林の奥のお花畑には羊の群が草をみ、空をきりひらくアルプスの紙ナイフは、白い象牙の鋩子ぼうしを伸べる。光る若葉山杜鵑やまほととぎす