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耽
ふりがな文庫
“耽”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ふけ
93.7%
ふ
5.1%
ふける
0.4%
おぼ
0.2%
こ
0.2%
はま
0.2%
ひた
0.2%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふけ
(逆引き)
身も魂も投げ出して追憶の甘き
愁
(
うれ
)
いに
耽
(
ふけ
)
りたいというはかない
慰藉
(
なぐさめ
)
を
弄
(
もてあそ
)
ぶようになってから、私は私にいつもこう尋ねるのであった。
山の手の子
(新字新仮名)
/
水上滝太郎
(著)
耽(ふけ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ふ
(逆引き)
東軍と西軍との敵味方であった武蔵とはひどく話に
実
(
み
)
が入って、主人側もおもしろげに
喋
(
しゃ
)
べり出し、武蔵も興に入って話に
耽
(
ふ
)
ける。
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
耽(ふ)の例文をもっと
(27作品)
見る
ふける
(逆引き)
老人
余
(
よ
)
に
越遊
(
ゑついう
)
を
奨
(
すゝめ
)
しこと年々なり。
余
(
よ
)
固
(
もとより
)
山水に
耽
(
ふける
)
の
癖
(
へき
)
あり、ゆゑに
遊心
(
いうしん
)
勃
(
ぼつ
)
々たれども事に
紛
(
まぎれ
)
て
果
(
はた
)
さず。丁酉の
晩夏
(
ばんか
)
遂
(
つひ
)
に
豚児
(
せがれ
)
京水を
従
(
したがへ
)
て
啓行
(
けいかう
)
す。
北越雪譜:05 北越雪譜二編凡例
(新字旧仮名)
/
山東京山
(著)
耽(ふける)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
おぼ
(逆引き)
酒をのむにしても、
一升
(
いっしょう
)
以上、
煙草
(
たばこ
)
を
喫
(
す
)
えば、一日に
刺戟
(
しげき
)
の強い
巻煙草
(
まきたばこ
)
の箱を三つ四つも明けるという
風
(
ふう
)
で、
凡
(
すべ
)
て、徹底的に
嗜好物
(
しこうぶつ
)
などにも
耽
(
おぼ
)
れて行くという方でした。
岡本一平論:――親の前で祈祷
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
耽(おぼ)の例文をもっと
(1作品)
見る
こ
(逆引き)
多分その道楽が
嵩
(
こう
)
じてのことかと思われるほどの
耽
(
こ
)
り
性
(
しょう
)
で、
風邪
(
かぜ
)
の気味でふうふう言っている時でも、いざ開帳となると、熱のあるのも忘れて、起き出して来るのであった。
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
耽(こ)の例文をもっと
(1作品)
見る
はま
(逆引き)
それに
願掛
(
がんがけ
)
が利くだねえ、亭主が道楽ぶって他の女に
耽
(
はま
)
って
家
(
うち
)
へ
帰
(
けえ
)
らぬ時は、女房が
心配
(
しんぺえ
)
して、何うか手の切れる様に
願
(
ねげ
)
えますと願掛すると利くてえ、妙なもので
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
耽(はま)の例文をもっと
(1作品)
見る
ひた
(逆引き)
柄になく、思い出に
耽
(
ひた
)
っているところ……どうもお金がなくなると思い出にふけるのが、この長庵先生の
習癖
(
くせ
)
のようで。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
耽(ひた)の例文をもっと
(1作品)
見る
耽
漢検準1級
部首:⽿
10画
“耽”を含む語句
劉耽
耽溺
耽読
読耽
耽美
申耽
耽奇
耽奇漫録
虎視耽々
耽美者
耽美派
阿片耽溺者
賈耽
袁耽
耽酔
耽讀
耽耳
耽翫
耽美的
耽美心
...
“耽”のふりがなが多い著者
吉川英治
江戸川乱歩
夏目漱石
島崎藤村
山本周五郎
岡本かの子
永井荷風
薄田泣菫
神西清
小酒井不木