“嗜好物”の読み方と例文
読み方割合
しこうぶつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、すっぽん養殖者は、彼らにその嗜好物しこうぶつを供給してやるのには費用が高くつくので、代わりににしんを食わせる頃がある。
鰻の話 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
何かほかの嗜好物しこうぶつに転換させるか、もしばん不可能な時は、妻自身大酒をのむか、ただしはのみたるりでっぱらって困らせて見せるか、知人の大酔家を
良人教育十四種 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
黍餅きびもちといってね、面白いことにもち黍なら粘りがあってうまいんですが、それは嗜好物しこうぶつで都会からの需要も多いし、したがって高価だから、われわれはもとより
おごそかな渇き (新字新仮名) / 山本周五郎(著)